10タイミスリップお巡りさん [ケータイ]

 職務質問。初動の最も鼻先の防犯防圧警らの活動部分だ。声かけする,晩かけする,確認する,と言う。
 人によって不審感の見付け方は能力差はあるが,基本的に都内は都心だろうが多摩だろうが,他県警より積極的な声かけを行っている。
 特に警視庁は立ち番警察官でも割と多くの職務質問をしなければいけないので,本署出動勤務,広域勤務と行って来ると尚更場数の多さは際立つ。ここが都内ならではの特色である。
 勿論,鹿児島県警だろうが石川県警だろうが北海道警だろうが職務質問の能力が高い警察官は少なく無いが,警視庁は能力の低い警察官が少ないと言うのが特筆出来るのだ。
 警察官慣れして居る一般人でも職務質問の多さには驚くようである。

 今日は自ら隊勤務2年目の30代前半の巡査長を連れて居た。彼が運転,助手席は忍込が座った。
 第2自ら隊は第4方面から第7方面及び第10方面で,事案の多発する管内も任されて居る。日本最大の警察署新宿管内や,池袋管内も抱える。
 今日は第1から第9まである自ら隊4つの内,丁度真ん中を行き来してみる事にした。東西に長い本州部分を,東から順に第1から第9まで自ら隊があり,真ん中と言うのは第2自ら隊と第8自ら隊の境界と言う感じだ。
 サイレンを鳴らし,不審な自転車利用者や自動車利用者や歩行者を呼び止める。特に夜間の遅い時間帯は,店舗荒らしや自動車のナンバープレート盗難や路上での違法売買行為を警戒し,パトカーの存在を知らしめて思い止まらせる防圧警らを意識して回るのだ。
 「すいません。時間が時間なんで自動車の車内を確認さして貰ったり免許証か身分証をあれして貰ったり御願いして回ってるんですけれども。」
 若い巡査長が声かけた直後に「おーいお客さん」と声を上げた。
 「こんな時間に茶封筒?怪しいな。」
 自動車利用の男は頷いた。落ちた,観念したと言う仕草だ。
 「ピーシーん乗って貰えるかな。」
 第2自ら隊のパトカーに乗せた。
 「ちょっとPSに手配してよ。」
 「警視201から警視庁。」
 「警視201どうぞ。」
 「板橋管内,先照会の自動車利用。現在マルX扱い中です。板橋二丁目にあっては,えー四ツ又信号機の南側付近です。現認PM要請中,どうぞ。」
 「尚ー警視201にあってはー,◯ビル,◯ハ◯◯ール,目標物こちらでよろしいか。どうぞ。」
 「その通り。よろしくお願いします。どうぞ。」
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